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vol.13 Rumble Karasus

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2015年結成、エレクトロロックユニット「Rumble Karasus」。時にエレクトロ…時にロック…時に儚い…。常に新しい音楽を発信しようとする彼ら。今の音楽シーンはつまらない、飽きたと思っているそこの君。ヘッドホンを置く前にまずは彼らの音楽を聴いてほしい。

(インタビュー、編集/岡澤直史)

 


 

「再会」

—まず初めに結成の経緯を教えてください。

乙矢翔平 (Vo) :元々、中学の同級生でバンドを組んでいたんですよ。B’zとかをカバーしていたんです。そこから10年くらい経って…結成したのが20歳くらいだよね?

RYU(Gt):もうちょっと後じゃない?

乙矢:22歳くらいかな。

RYU:共通の友達からディナーショーをやるって2人とも召集があったんです。そこで久しぶりに再会したらお互いまだ音楽を続けていて。

乙矢:中学の頃のRYUのギターはチョーキングが悲鳴みたいな音してて…やばいなこいつと思ってたんです(笑)久しぶりに会ったらすごい上手くなっててすぐスカウトしました。

—現在ユニットという形をとっていますが、この編成は最初からだったんですか?

乙矢:いや、最初は3人でVJ兼DJとコーラスをしてくれる人がいたんですけど、ライブでやることがないからと辞めてしまって。そこからは2人でやってます。


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「Electro Dance Rock」

—バンド名「Rumble Karasus」の由来は何ですか?

乙矢:それは最初から僕が決めていたんですけど、rumbleが”轟く”とか”喧嘩する”っていう意味があるんですけど、karasusみたいにゴミの中から光るものを漁って見つけ出そうって思ってつけました。

RYU:いま考えたでしょ?

乙矢:いやいや、今じゃないよ!本当に!

—バンドのコンセプトはありますか?

乙矢:”EDR”エレクトロ・ダンス・ロック。最初はロックとエレクトロが混ざってればいいかなと思っていたんですけど、それだとちょっと幅が広すぎたんですよね。ただ混ざってるだけってなると。

RYU:要素だけで言ったらセカオワ(SEKAI NO OWARI)みたいなのもいればリンキンパークみたいなのもいて、どれだよって思って。元々、彼がEDMが好きだったのでそれを色々教えてもらって、こういうのいいんじゃないかって提案していって。最近になって”EDR”っていうのをやろうって形になってきました。

—具体的にどのあたりから変わってきましたか?

乙矢:「Dear Tomodachi」という曲があるんですけど、そこがきっかけになったとのかなと思いますね。曲中ずっと四つ打ちだったりと。

—ここは他のバンドには負けないという点はありますか?

乙矢:負けない点かは分からないですけど、僕たちの音楽は恐らくあまり聴いたことはないと思います。だから、新しい音楽シーンを求めている方なんかに僕たちはハマるんじゃないかなと。

RYU:あと、ボーカルの髪の色だったら負けないと思うよ(笑)

 


 

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「仲良いとかの次元じゃない」

—バンド仲の方はどうですか?

乙矢:めちゃくちゃ仲良いですよ。

RYU:元々が中学からだからね。他のバンドだと出会って数年とかだけど10年以上経ってるから(笑)だからもう仲が良いとかの次元じゃないと思う。学生時代からずっと仲が良かったというわけではなかったんですが…中学を出てからは連絡を取れてなくて、そこからしばらくして再会したので始めのうちは大丈夫かなって心配はあったんですけど。逆に。でも色々やっていくなかで仲良くやれてるかなって思います。

—Rumble Karasusを始めて変わったことなどありますか?

RYU:僕はEDMとかに抵抗がまったく無くなったっていうのがデカイですね。本当に最近なんですよ。彼の影響で聞くようになったので。10代の頃はハードロックとかメタルしか聴いてなかったんで(笑)今でもたまにJ-popとかであれ?って思うのもあるけど、EDMだといいじゃんってなるんです。そこが一番変わった点かもしれないです。

乙矢:元々は僕は弾き語りでやってたんですけど、このバンドを始めて歌い方をロックにしろって言われて(笑)カラオケに強引に連れてかれてキーの高い曲とかハードな曲ばっか歌わされてちょっとロックになりました(笑)

RYU:スパルタ特訓みたいな。あれはハードだったよな(笑)

乙矢:あれはハードだった…。

RYU:ずっとT.M.RevolutionとかL’Arc〜en〜Cielとか歌わせてボコボコしたんですよ(笑)

乙矢:終いには紅歌えと…やばかった…あとはDAWのミックスが上手くなりました。

RYU:そうかもしれないね。Cubaseの使い方は間違いなく腕が上がったよね。

—今後、Rumble Karasusとしての目標はありますか?

乙矢:今、トモダチチャレンジというのをやっていて。トモダチを集めてパーティーをすることが近い目標ですね。

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「Dear Tomodachi」

—次に楽曲についてですが、どのように作曲はされてるんですか?

RYU:状況によってかな。お互いにアイデアが出来たら投げて、ボツとか採用って決めて打ち込んで。

乙矢:スタジオで作る感じじゃないんですよ。

RYU:そうですね、基本こいつの家です。

乙矢:僕の場合は弾き語りで作ってDTMで形にしてみよっかって形です。RYUの場合はリフとか作ってもらってそこから着想を受けてこういうリフにはこういうコード進行でとか、シンセを絡ませてとか…そういう形で作っています。

—思い入れ、思い出のある曲などありますか?

乙矢:「Dear Tomodachi」が思い出ありますね。あれはトモダチキャンペーンで無料で配る音源なんですよ。絶対売らないって決めて、トモダチになってくれた人にプレゼントするための音源として作ったので。逗子にPVを撮りに行ったりとか。全部iPhoneで撮ったんですよ!

RYU:最初撮ろうしていた場所で上手くいかなくて。車止めて検索して、逗子ってとこがあるらしいぞってそのまま行って(笑)その日めちゃくちゃ天気悪くて海に着いたのに何も見えないんだよ、暴風雨で(笑)

乙矢:ちょうど台風だったよね(笑)

RYU:あの日、高波とかきてたら俺ら死んでたかもしれなかったっていうのは思い出ではあるね(笑)

—RYUさんはどうですか?

RYU:なんだろう…なんだかんだ言って2ndアルバム「Kaze no Yukusue」の……全部。1stアルバム「○」のときはノリとか勢いで作っちゃって、作ってみたものの売れない。どうしようと思って2ndは結構時間かけて作っんだよね。半年以上かかったんですよ、10曲揃えるのに。それで曲作りや歌詞とか本当にみんなで考えて作ったので。僕の中では人生で初めて作ったフルアルバムなんですよ。非常に思い出のある1枚ですね。

—どのような人に聞いて欲しいですか?

乙矢:そうですね。僕はEDMも好きだけどロックも好きなんだよなーって人に、雑食系みたいな人に聴いて貰いたいです。あとは、新しい音楽ないかなって刺激を求めてる人に聴いて貰えれば。

 


 

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「よう、久しぶりって」

—楽曲作成の際のこだわりはありますか?

RYU:EDMにギターを合わせるって一般的にあんまりしないことだと思うんです。アヴィーチーとかやってる人はせいぜいアコギなんですよね。あえてそこにエレキで突っ込んで行くわけだから音作りは、ハードロックとかメタルとかやっていた頃の感触は生きていると思うんですよ。あとは、ギターソロここに入れてって言われたら、こういうの入れてくるのかって思われるようなフレーズを考えたいかなって思うところはあります。ああいうピコピコした曲だと使えるテクニックとかも限定されてくるんですよ。僕がよく使うのはタッピングなんですけど、いつも選択肢の中に入れるようにしてます。感覚の短い連打するタッピングじゃなくて、バッキングにもなるようなタッピングスタイルっていうのを心がけてますね。

乙矢:こだわってるね(笑)

RYU:ギター馬鹿ですから。

—乙矢さんはどうですか?

乙矢:ステージに立ったときに出来るだけフラットな状態でいられるようには心掛けていますね。ステージから降りても変わらない人っているじゃないですか。そういう人になりたいなって思っています。

RYU:初めて聞いたけどそうなの?

乙矢:ステージに立ったときに、「よう、久しぶり」って。僕の中ではミスチルの桜井さんみたいにね。

—レコーディングのときの苦労話などありますか?

乙矢:僕が歌詞を何回提出しても直されるんですよ(笑)それは1stアルバムもそうだし2ndアルバムもそうだし。

RYU:そうだっけ?そんなに直したっけ?(笑)

乙矢:直されまくったよ(笑)5往復くらいしたんじゃない?それだけじゃないよ。TM NETWORKのGet Wildのカバーを歌っているときに横でモノマネをしていて笑っちゃって歌えなかったことですね。結構、ふざけながらやってます(笑)

RYU:曲の練習だけしてきてギターソロを組み立てないで来ちゃったときがあって。結構毎回なんだけど(笑)1人で1時間くらい考えてたら100テイクくらい録ってた。でも全然納得いくフレーズができなくてその日は諦めましたね(笑)

乙矢:トボトボ帰っていったよね(笑)宅録だから気の済むまで録れるところがいいですね。

RYU:毎回スタジオで録ってたらいくらかかってたかわからないよね…(笑)

—使用機材を教えてください。

RYU:僕のギターはSCHECTER SD-2-24fです。6年ほど前に購入して以来、ずっとメインギターとして活躍中。パッシブなのに多彩なコントロールと抜群な弾きやすさが魅力です。エフェクターはZOOM G2(左)とVOX satchurator distortion pedal(右)を使っています。踏み間違え防止と環境変化に影響を受けないことを重視したシンプルなシステムで、幅広い楽曲に対応しつつ出したい音色をキープできます。

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乙矢:僕はマイクがORB Clear Force Microphone Premium CF-3(右)。声の抜けがズバ抜けてよく、楽器屋で試奏した瞬間にこれだと確信しました。運命を感じましたね。ボーカルエフェクターにTC-HELICON VoiceLive Play(左)という組み合わせです。こいつはハードチューン/リバーブ/ディレイ/ルーパーとしても使える優れものです。

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「乞うご期待」

—これからの活動を教えてください。

乙矢:ライブはまだ全然決まっていないんですよ。でも、これからゲーム配信をやろうかって。

RYU:どんどんやれることはやっていかないとってね。

乙矢:RYUはこういってますけど、僕はただ面白そうだなと(笑)

RYU:僕、ゲーム好きなんで結構大騒ぎしようと思ってるんですよね(笑)

乙矢:たぶん面白くなるんじゃないかな。乞うご期待!

—これからどのようなことに挑戦したいですか?

乙矢:他の誰かに曲を提供してみたいですね。

RYU:コラボ曲とかもいいよね。曲作るってなると2人で完結しちゃうから、他の人のアイデアとかが入ったらどう化学反応が起こるのかとか気になったりする。

—indieview vol.6への意気込みをお願いします。

RYU:初めてやるところなんですよ。

乙矢:下北沢あんまり行かないよね。みんなが楽しんでくれたらいいよね。

RYU:俺らみたいな打ち込み系のバンドも出るってきいてるから、首を洗って待ってろよ!(笑)とにかく、やるからにはしっかりしたものを見せられるようにしたいですね。

乙矢:お願いします。

 

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Rumble Karasus
2015年7月15日結成。Vo.乙矢翔平、Gt.RYUからなるエレクトロロックユニット。東京都を中心に活動中。

HP→https://www.rumblekarasus.net

Twitter→https://twitter.com/rumblekarasus

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