アーティスト

Vol.9 坪内達喜(ヒナタトカゲ)

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高校時代からバンド活動を始め、22歳となった現在も尚ギターに情熱を捧げているギタリスト、坪内達喜(つぼうちたつき)。新規バンド「ヒナタトカゲ」に所属しギターをかき鳴らしている。前バンドの解散や様々な葛藤により一度はバンドを諦めかけたものの自らの可能性と音楽への熱い想いから再びステージに立つことを決意した。そんな坪内の音楽論やギターへの想い、そして新たに始まるバンドへの意気込みを含め彼の魅力に迫る。

(インタビュー、編集/佐久間智紀)


 つぼらいぶ
「未だに忘れられない感覚」

—まず初めに、ギターを始めたきっかけを教えてください。

両親ともにバンドをやっていてもともと家に楽器があったんですよね。…ただあっただけで全然やってなかったんですけど。中学2年の時に仲良くなった友達がギターを弾いていてかっけぇ!!ってなったのがきっかけですかね。その友達と今こうして同じバンドにいるとはあの頃は想像もつかなかったですけど(笑)

—初めて弾いた曲は何ですか?

MONGOL800の「小さな恋の歌」です。今でもあの曲を聴くとあの頃を思い出すというか初心に帰らされるような気がするんです。とても大切な曲ですね。

—初めてのライブはどのようなものだったのですか?

初めてのライブは中学卒業前に学校でサヨナラ会みたいなイベントがあって、その時ですね。ドラムは貸してもらえなかったのでキーボードで代用して(笑)ギターのアンプは家にあったギターよりも小さいアンプっていう今考えればありえないようなクオリティでしたけど。あの時はそれでも無敵な感じがしたんですよ(笑)いまだに忘れられないです、あの時のふわふわ時間。


 

つぼにんげん

「人間くさい音楽」

—それでは、これまでのバンド遍歴を教えてください。

高校入って半年くらい経った頃ですかね、ENDRASS(エンドレス)というバンドを結成したんですよ。子ども夢パークっていう場所に無料で使えるスタジオがあってそこで週2で練習してました。当時は気づかなかったんですけど、今思えばそこの機材も酷くて…(笑)徐々にメンバー全員経験を積んでいって、ベースが変わったりもしましたけど、毎回来てくれる人とかが少しづつ増えてきて関東ツアーとかやらせてもらったりしましたね。大学1年になった頃にドラムが変わって、その後そのメンバーで新しく「純情シェイクハンズ」というバンドを組みました。なんと1発目のライブが新木場スタジオコースト!学生イベントで勝ち抜かせていただいて、まさか通ると思ってなかったので急いでドラム探してっていう感じでスタートはものすごいバタバタでしたね(笑)ただ、「純情シェイクハンズ」はすぐに終わってしまったんですよ。解散した時に自分の技術不足とか、バンドが終わった虚無感とかもあってもうバンドはやらないって思ってたんですけどね。気づいたらバンド組んでました(笑)

—好きなバンドや曲があれば教えてください。

これ、毎回迷うんですよね…。その時の気分で変わるというか…。勿論、好きなバンドはいっぱいありますよ!ただ、その中で一つはなかなか選べないです(笑)抽象的ですけど、人間くさい音楽が大好きです。今ふと思い浮かんだのは「STANCE PUNKS」の”THE WORLD IS MINE”で、この曲を聞いた時の衝撃は物凄いものでしたね。まさに全身に何かが走ったっていうやつです(笑)


 

つぼわーい

「”楽しむ”ということ」

—現在坪内さんはどのようなジャンルの音楽をやっているのですか?

「メロコア*」ですね。(*メロディックハードコア)

—ギターを弾くにあたって意識していることはありますか?

んー、楽しむっていう気持ちですかね、楽しそうに弾いてる人みるとなんか勝手に楽しくなるじゃないですか?僕自身がそうやって音楽を楽しんでこれたので、僕たちを見てくれる人に楽しんでもらう為にも忘れないようにしています。

—作曲について。坪内さんの担当するリードギターの付け方を教えてください。

まず鼻歌で歌ってみてそれをギターの音にするっていう感じですね。理論からのアプローチというよりかは感覚でつけています。自分が気持ち良く思えたり、イイなって思えるようなフレーズを探してギターで表現するように心がけています。

—ギタリストとして自分のアイデンティティはありますか?

自分の演奏を見て、「あいつ楽しそうだな」って思ってくれるように全力で楽しむことです。上手なギタリストは沢山いますし、勿論うまいに越したことは無いんですけど、それだけだと見てて”楽しそうだな”とは思えない気がするんですよね。先程も少し話しましたが、見てる人も楽しくなれるようなギタープレーが僕のアイデンティティですかね。

—俺のギターでここを見てほしい!というところがあれば教えて下さい。

「あいつ楽しそうだな〜」って見ていてくれたらそれだけでありがたいです(笑)


 

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「幅広いジャンルへの挑戦」

—使用機材について。まずはギター本体から。どのメーカーのどのようなギターを使用しているのでしょうか。

サークルの後輩に譲ってもらったPRSのギターを使用しています。ハム、シングル、ハムという珍しいギターですね。

—足元についても教えてください。

メインの歪みがA.Y.A TOKYO JAPAN drivesta、ブースターとして渋谷楽器の「CROSS FIRE」、ディレイにJET CITY AMPLIFICATIONのThe Flood Analog Delayに、チューナーでBossのTU-3を使っています。

エフェ

坪内のエフェクター・ボード。左よりディレイ、ブースター、オーバードライブ。右上にチューナー。

—アンプとセッティング含め、音作りについて教えてください。

使用しているアンプはJC*ですね。(*Roland Jazz Chorus)中域の音が出ているサウンドが好きなのでミドルは強めに出しています。現場によって変わりますが、基本的にはトレブルは10時くらいでベースは2時くらいですかね。

—理想とするギターサウンドはどのような音ですか?

カッコイイ音です。

—(笑)…具体的に好きなサウンドとかはありますか?

全く同じ音を出したい訳では無いですが、「UVERworld」のギタリスト、彰さんの音は好きですね。使っているギターも同じPRSだったり、影響は受けていると思います。

—ギターの練習法について。どのように練習していますか。

メトロノームを使った基礎練などは欠かさず行い、既存の曲のコピーを多く取り入れています。人のフレーズを弾くことで自分の引き出しも増えていくと思います。最近では、今まであまり弾いてこなかったメタル等幅広いジャンルに挑戦するようにしています。

—初心者に向けてオススメの練習方法やアドバイスをください。

自分が好きな曲を楽しく弾くことが大切だと思います。


 

だれか

「誰かの力に」

—ライブハウスでの活動の中で、他のバンドやアーティストから受ける影響はありますか?

ありますね。人のライブは毎回刺激受けます。ライブでは対バンは必ず見るようにしていてそのバンドを純粋に楽しむと共に、いいところ悪いところ、動き方等を見て勉強させてもらっています。出演者としてだけじゃなく客として純粋に楽しんでる自分もいます(笑)

—ヒナタトカゲにおいてギタリストとしての目標を教えて下さい。

自分の演奏を見て誰かの力になれたり、笑顔にできたらなという思いでギターを弾いているので、1人でも多くの人に影響を与えられたらいいなと思います。

—バンドでの目標を教えて下さい。

1人でも多くの人の未来にほんのわずかだとしてもいい影響を与えたいです!

—ヒナタトカゲ以外でチャレンジしてみたい活動はありますか?

音楽活動では無いですが、世界中を旅して回りたいですね!一人で東南アジア一周をした経験があり、その時の経験は今でも大きな糧となっているので。

つぼ ぞう 東南アジア一周中の一枚。象使いの資格も取得している。

—読者に向けて、メッセージをください。

人との出会いに無駄なものはないと思っているので気軽に話しかけてきて欲しいですね!誰にでも良いところがあると思うので世界中を人々と友達になりたいです(笑)

つぼ4

坪内達喜
1995年11月17日生まれ。神奈川県川崎市出身。日本語メロコアバンド「ヒナタトカゲ」のギタリストとして活動している。

坪内達喜 Twitter→https://twitter.com/endrass_t

ヒナタトカゲ Twitter→https://twitter.com/Hinata_to_Kage

ヒナタトカゲ Instagram→https://www.instagram.com/hinata.to.kage/?hl=ja

ヒナタトカゲ Eggs(音源視聴可能)→https://eggs.mu/artist/Hinata_to_Kage/

-アーティスト

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