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Vol.5 原田莉奈—シンガー

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15歳という若さで北海道から上京し、歌手への道へと突き進んでいるアーティスト・原田莉奈(はらだりな)。2015年には自身がプロデュースしたコンピレーションアルバム「I Believe」を発売、2016年には出身地である「旭川冬まつり」に出演を果たすなど幅広い活動を見せている。

第5回目となる今回はインディーズシンガーとして注目を集めるアーティスト・原田莉奈に話を聞いた。

(インタビュー/佐久間智紀、撮影/佐々信一、RUM BRIGHON、編集/石黒歩)


 

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インタビューを受ける原田莉奈(撮影/佐々信一)

「見られる活動がしたい」

—プロフィールを教えてください。

平成2年8月17日生まれ、しし座です。出身地は北海道です。

—いつから音楽活動を始めたのですか?

15歳です。初めて立った舞台は、昼間はブッキングライブみたいな、ミュージックバーという感じの所でやっていて。夜は普通にバーになるお店だったんですけど、まだ高校生だったので昼間の方で歌わせてもらっていました。六本木にある音楽バーを中心に活動していましたね。

—出身は北海道ということでしたが、上京して活動していたということですか?

そうですね。15歳の3月に中学校を卒業してそのまま東京へ出てきて。高校に通いながら一人暮らしをして、歌をやっていたという感じですね。

—シンガーを目指した理由は何ですか?

目指した理由かあ…。人と違うことをするというのは小さいころから好きで、もともと看護師さんになりたかったんですけど…。途中から「モーニング娘。」が流行ったりだとか、仲良くしていた子がダンスとかピアノを始めたりしていて。そのダンスの発表会とか見に行ったりしてるうちに、自分も人と違ったこと…見られる活動がしたいなって気づいて。でも地元でそういう習い事が出来る場所ってピアノとダンスと歌くらいだったので、なんとなく全部やってみようと思ったんです。それをやっていくうちに、「自分は歌を歌うのが得意だな、好きだな」って思うようになって。ピアノは鍵盤で音色を奏でたりダンスは体で表現したりとか色々あると思うんですけど、私は言葉で表現するっていうのが一番自分に合ってるなって気づいて、歌手の活動を始めました。

—では、具体的にはどのようなジャンルで活動しているんですか?

そうですね、歌のジャンルは…基本的にはオリジナル曲を中心に活動していて、全て実体験を詩にしているんですけど…。私は女性なので、同性の方から共感してもらえるような恋愛の歌詞だったりとか友情ソングなどを、女の子目線で作詞させてもらっています。


 

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原田莉奈 オリジナルCDより

「メロディーが落ちてくる」

—実体験を交えた曲が多いということなのですが、作曲の方法などを教えて頂けますか?

作曲方法ですか。まあ鍵盤をたたいて作る時もあるんですけど、私は基本的にお風呂に入っている時とか電車の中とか、歩いている時に頭の中にポロポロッとメロディーが落っこちて来る時があって。そういう時に鼻歌でボイスメモに録っておいて、それを上手く繋げていくみたいな感じかな。なので、音符とかコードに落とすのは後ですね。

—メロディー先行型なのですね。編曲もご自身で行っているんですか?

えっと、作詞は全部一人でやっていて、作曲は自分でやる時もあれば人に頼む時もありますね。バックの音楽…分かりやすく言うとカラオケなんですけど、オリジナル曲のカラオケも1から作るんですよ。でも私は機械音痴なのでそれは難しくて(笑)音のこだわりを要望することはできるのですが、それをパソコンに打ち込むとなるともう…はてなという感じなので。ここはドラムのこういう音、ここはベースって希望をさせてもらいながら、機械が得意な方と共同で作っています。

—作曲のこだわりなどはありますか?

全体的なこだわりっていうのは決めてないんですけど、詩を書く時にテーマを決めてますね。例えば今回は恋愛の曲にしようってなったら、恋愛にも色々ジャンルはあると思うので、今回は片想いソングにしようとか。そうしたら、ちょっとピアノを多くして切ないメロディーにしたり。そうやってテーマに沿ったメロディーをつけるようにしています。

—そのこだわりをふまえつつ、歌にした実体験の例などがあれば教えて下さい!

そうだなあ、色々あるんですけど…。まず一曲目に作った曲は、友達に対する感謝の気持ちを歌った曲。二曲目はこのやろう!って思った男性に対しての思いを歌った曲で(笑)三曲目は失恋ソング、四曲目は大切な人を想った曲…とかですね。

—ということは、原田さんの恋愛事情が曲で分かるということに?

ははは、そうですね(笑)まあ恋愛事情というよりかは、「この人の恋愛観てこうなんだな」っていうのが全部バレちゃうかも(笑)


 

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インタビューにて、語る原田莉奈(撮影/佐々信一)

「声が一番栄える曲」

—では、歌の練習方法について教えてください。

そうですね、一般的にカラオケで練習する時もあれば、音楽スタジオの時もあります。本番前は2時間くらいスタジオにこもって、のどのケアをしながら練習してます。あとは、昼間でも大声出せる環境なので家で歌ったりですかね。

—練習内容は具体的にどのようなものですか?

発声は最初の二、三分くらい。逆に発声練習に近い音域の曲を、ウォーミングアップ代わりに歌ったりしますね。それで本番歌う曲の練習に移るという感じです。

—「私しかやっていない!」と言った独特の練習方法はありますか?

うーん、どうなんだろうな…みなさんやっている方法かもしれないんですけど、その日の衣装を着てやる…とか?

—なるほど、本番の衣装を着て練習を?

はい。着る服によって締め付け感が違ったりとか、逆にすごくゆとりのある衣装だったりするんですよ。歌う時って結構体を使ったりするので、服のバランスが歌に左右する場合があるんです。もしかすると、そのこだわりは強いかもしれません。

—では、原田さんの歌声について。歌声や歌い方のこだわりがあれば教えてください。

こだわり…。わたしはハスキーボイスなので、この声を売りにしていくような音域の曲を作るようにはしてますね。高い声を張り上げるような声よりかは、自分のハスキーボイスが一番栄える場所でメロディーを作るようにしています。


 

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原田莉奈 ライブの様子(撮影/佐々信一)

「ありのままを出していく」

—それでは、ライブパフォーマンスへのこだわりはありますか?

そうですね、泣ける曲だったら、一人でも多くの人に泣いてもらいたいので雰囲気を大事にしたり。楽しい曲は盛り上がりを誘ったり、会場の雰囲気づくりを大事にしていますね。

—会場を盛り上げるためにバックダンサーがいるとお伺いしたのですが、きっかけなどはありますか?

はい。最初は私バラードばかり歌っていたんです。でもやっぱり、バラードばかりだとお客さんも少し下がってしまうんですよね(笑)そこで盛り上げに入った時に、一人で手拍子を誘ったりしてたんですけど。やっぱりそこで誰かが一緒に盛り上げてくれると、その人数分より楽しくなるというか。そうやって自分のステージを一緒に盛り上げてくれる存在がいたらな、と思ったのがきっかけでしたね。

—では活動面について。活動していく間に変わったことなどはありますか?

大きく変わったこと…最初は漠然と「絶対に武道館に立ちたい」とか、私が歌の世界を目指したときに一番活躍されていたのが浜崎あゆみさんだったんですけど、有名な人を見て「そういう風になりたいな」って思っていたんですけど…。まあやっているうちに挫折することもあれば、もう辞めようって思う日もあれば色々なことありましたけど。今は大きな舞台に立つチャンスがあればもちろん挑戦したいんですけど、一人でも聴いてくれる人がいるならば、その人にしっかり届くように…ちょっとでも私の歌声が広がっていければと。漠然としかなかった目標が、確実に一人一人伝わるようになって欲しいなと思うようになりましたね。

—インディーズ活動に重要なセルフプロモーションについてどのような活動を行っていますか?

まずSNSは必須。あとは、そうだな…1回1回のライブでチラシを念入りに配ったりだとか。とにかく宣伝すること。あと、私がこれは絶対曲げないっていう風にしてるのは、歌手である一面だけしか見せないのではなく、なるべくプライベートを隠さないようにしていくっていうのを売りにしていますね。なんでかっていうと親しみやすさとか、純粋に応援したい、人柄が好きっていう、歌だけじゃなくて内面でも応援してもらえる存在でいたいので。そこが曲げられない信念のひとつというか。ありのままを出していくっていうセルフプロモーション活動をしていますね。

—原田さんなりのインディーズ活動のコツなどはありますか?

インディーズは、やっぱりとにかく自分で売り込んでいくっていうのがすごく必要になってくるので…。メジャーだと宣伝方法にも大きな違いがあるので、「自分はこういう歌を歌っているんです!」っていうのをいかに色んな所で発信できるかだと思います。

—メジャーデビュー志望はありますか?

ありますね、きっかけがあればもちろん!

—それでは、原田さんの今後の目標をお聞かせ下さい。

そうですね、まずオリジナル曲をもっともっと増やしたいのと、アルバムを作りたいですね。作って流通させる。実は今iTunesやレコチョクなどで配信されていたり自主制作CDもあるんですけど、それら全部ちゃんとCDにして、販売する所までいきたいです。そして全国各地まわって、きっかけがあれば海外も!日本を飛び出して、色んな場所で歌っていけるシンガーになりたいですね。

—最後に、原田莉奈さんにとって「歌」とは?

んー…「なくてはならいもの」ですかね。小さい頃から唯一続いているのが歌なので。たぶん歌がないと、私の人生つまらないというか…みなさんが呼吸しているのと同じくらい、私にとってはいい意味で「当たり前のもの」ですかね。

原田莉奈
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1990年8月17日生まれ。北海道出身26歳。中学を卒業してから上京し、東京都内を中心に活動を広げている。自身が主催するライブイベントは今までに29回開催されており、オリジナル楽曲は各音楽サイト・カラオケにて配信中。

原田莉奈 Twitter
https://twitter.com/rina_harada

原田莉奈 Instagram
https://www.instagram.com/chan_rina2817/?hl=ja

原田莉奈 ブログ
http://ameblo.jp/daaaachannnnn/

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